
不安・パニック・強迫障害

不安・パニック・強迫障害
不安障害
不安障害は、強い心配や恐怖が長く続き、生活に支障をきたす状態をいいます。具体的には以下のようなことが目安になります。
- 過度の不安や心配が、ほとんど毎日6か月以上続く
- 動悸・息苦しさ・発汗・震えなどの身体症状を伴う
- そのために日常生活や社会生活に支障が出る
代表的なものに、突然の発作を繰り返す「パニック障害」、さまざまなことを常に心配し続ける「全般性不安障害」「強迫性障害」などがあります。
全般性不安障害
全般性不安障害は、特定の出来事や状況に限らず、日常生活のさまざまなことに対して過度な不安や心配が長期間続きます。
健康や仕事、人間関係、将来の出来事などについて「最悪の結果になるのでは」と考え続け、心配をコントロールできなくなります。
一時的な不安は誰にでもありますが、全般性不安障害では不安が慢性的に続き、体調や社会活動に支障をきたすのが特徴です。
パニック障害
パニック障害は、突然理由もなく動悸・息切れ・発汗・めまい・窒息感・体が震える・強い不安などの発作(パニック発作)が繰り返し起こる症状です。
また、「また発作が起きるのでは」という予期不安や、発作を避けるために外出や人混み、電車に乗る事を避けるなど、行動範囲が狭まる事もあります。
強迫性障害(OCD)
強迫性障害とは、 「自分でも不合理と分かっているのに、繰り返し浮かぶ考え(強迫観念)や、それを打ち消すための行動(強迫行為)をやめられない状態です。
たとえば「手が汚れているのでは」と不安になり、何度も手を洗う、「鍵を閉め忘れたのでは」と心配で何度も確認してしまう、といった症状が代表的です。
日常生活や社会生活に大きな支障をきたすことがあります。