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依存症・嗜癖・アダルトチルドレン

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依存症・アダルトチルドレン
依存症・嗜癖

依存症とは、ある対象に心身が強くとらわれ、自分の意思でコントロールできなくなり、生活に支障をきたす状態(嗜癖)を言います。

大きく分けて「物質依存」と「行動(プロセス)依存」があります。

物質依存は、アルコール、薬物、ニコチンなど特定の物質に対して強い欲求が生じ、使う事ををやめられなくなる状態です。

身体への影響が大きく、身体的な離脱症状(禁断症状)を伴うこともあります。

行動依存は、行動そのものにのめり込むタイプで、ギャンブル依存症、ネット・ゲーム依存、買い物依存、過食など、特定の行動によって得られる快感や安心感に依存します。

どちらも「意志が弱いから」ではなく、脳の報酬系(快感を感じる神経回路)に強く働きかけることで、繰り返し行いたくなってしまう症状です。

アダルトチルドレン

アダルトチルドレン(AC)とは、元々アルコール依存症の親を持ち、子ども時代に安心できない家庭環境で育ったため、その影響を大人になっても抱えながら生きている人のことをいいます。

現在ではそれに限らず、暴力、虐待、過干渉、無関心、ヤングケアラーなどの「機能不全家族」で育った人も含まれます。

幼少期に安心感や自己肯定感が十分に育まれなかったため、大人になっても人間関係で過度に他者に合わせてしまう、自分の感情を抑えてしまう、強い孤独感を抱くなどの生きづらさを感じています。